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特定技能スタッフが離職しても困らない、研修動画整備術

特定技能スタッフが離職しても困らない、研修動画整備術

「また辞めてしまった」「また一から教え直しだ」——特定技能外国人を雇用する企業の人事・教育担当者なら、こうした悩みを繰り返してきたのではないでしょうか。現在、特定技能1号の在留外国人は全国で38万人を超え、製造・介護・建設・飲食料品製造など幅広い分野で戦力として定着しつつある一方、通算5年という在留上限を迎えるスタッフが今まさに増加し始めています。

本記事では、特定技能人材の流動性という構造的課題に対し、研修動画の整備がどのような解決策になり得るのか、具体的な考え方をご紹介します。

特定技能制度の現状:38万人超、業種を問わない人材流動のリスク

2019年に創設された特定技能制度は、人手不足が深刻な産業分野への外国人材受け入れを目的としています。2025年12月末時点で在留する特定技能1号外国人は38万2,341人にのぼり、業種別では以下の通りです。

特定技能1号の業種別在留外国人数の割合

  • 飲食料品製造業:24.4%(93,393人・最多)
  • 介護:17.8%(67,871人)
  • 工業製品製造業:14.8%(56,736人)
  • 建設:12.9%(49,323人)
  • その他(農業・外食業・造船など)

特定技能1号の在留期間は原則として通算5年が上限です。2019年の制度開始から5年以上が経過した現在、上限に達するスタッフが本格的に増加する時期を迎えています。なお、2025年9月の制度改正により、産休・育休・病気療養期間の5年カウント除外や、特定技能2号移行試験の挑戦者への最長6年在留特例が新設されましたが、2号への移行要件を満たせない場合や本人の意向によっては、帰国・離職というケースが引き続き発生します。

業種・企業規模を問わず、「戦力が抜ける」という現実に向き合う企業が急増しているのが現状です。

「属人化」がもたらすリスク:ノウハウが人と一緒に消える

多くの現場では、業務ノウハウが「人から人へ」の口頭・実技指導で受け継がれてきました。熟練スタッフが定着している環境では機能しますが、人材の流動性が高い現代においては大きなリスク要因になります。

たとえば、以下のようなシーンを思い当たる方は多いのではないでしょうか。

  • 5年間勤めた特定技能スタッフが帰国し、現場のノウハウを持つ人材がいなくなった
  • 指導担当者が異動になったタイミングで、拠点ごとに作業手順がバラバラになってしまった
  • 新人の指導を誰かに任せようとしたが、「見て覚えて」としか言えなかった

こうした属人化の問題を解消するには、ノウハウを「人の頭の中」から「組織の資産」へと移し替える取り組みが不可欠です。そこで注目されているのが、研修動画の整備です。

研修動画が解決する3つの課題

引き継ぎコストの大幅削減

テキストマニュアルや口頭説明と比べて、動画は「見ればわかる」という圧倒的な伝達効率を持っています。動作を伴う業務説明は特に動画との相性が良く、「何回でも見返せる」という特性が新人の自律的な学習を促します。

指導担当者の負担も大幅に軽減されます。「動画を見てから質問してね」というフローを整備するだけで、OJTの密度と効率が変わります。

タブレットで研修動画を視聴するスタッフ

言語バリアの軽減

外国人スタッフへの業務説明において、テキストや口頭による日本語の説明には限界があります。動画は「映像で動作を見せる」ことができるため、言語能力に依存しない情報伝達が可能です。

入社直後の外国人スタッフは、業務用語や専門的な表現に慣れていないケースがほとんどです。口頭での説明を繰り返しても「わかったふり」で終わってしまい、後になってミスや事故につながるリスクがあります。動画であれば、理解できるまで何度でも繰り返し視聴でき、自分のペースで学習を進めることができます。

拠点・部署全体の品質標準化

複数拠点や部門を持つ企業にとって、「どこでも同じ品質で業務を遂行できる」ことは根幹的な命題です。しかし、拠点ごとに指導担当者が異なれば、伝え方・解釈・習慣が少しずつ異なってきます。

本部が一度、標準的な研修動画を制作・配布すれば、全拠点が共通の基準で教育を行えます。これはスタッフが入れ替わっても品質を維持できる「再現性のある育成体制」の根幹となります。

PIP-Makerなら、低コスト・短時間で研修動画を量産できる

研修動画の重要性は多くの企業が認識しているものの、「制作が大変・コストが高い」という理由で踏み出せていないケースが少なくありません。撮影・編集・ナレーション収録…従来の動画制作には時間も費用もかかります。

こうした課題を解決するのが、PIP-MakerのAIアバター動画の活用です。

PIP-Makerは、PowerPointのスライドをベースに、AIアバターが解説する研修動画を短時間で作成できるSaaSツールです。専門の撮影機材も、ナレーターへの依頼も不要。スライドにテキストを入力するだけで、自動で音声読み上げと映像を生成します。

PIP-MakerでPowerPointから動画を作成する流れ

業種を問わず、以下のようなコンテンツ制作に活用されています。

  • 製造業:作業手順・安全管理・品質チェックの標準動画
  • 介護:ケア手順・緊急時対応・感染対策の研修動画
  • 建設:施工手順・安全教育・法令遵守の説明動画
  • 全業種共通:入社時オリエンテーション・ハラスメント研修・システム操作説明など

これらのコンテンツをPowerPointで作成し、PIP-Makerで動画化することで、制作コストを抑えながら均質な研修教材を量産できます。

65言語以上の多言語対応で、外国人スタッフの理解を促進

PIP-Makerは65言語以上・450種類以上の音声合成に対応しており、日本語で作成したスライドをそのまま多言語の研修動画に展開できます。ベトナム語・インドネシア語・中国語・英語など、特定技能スタッフの母国語に合わせたコンテンツを追加コストを抑えながら整備できます。

さらに、2026年5月には生成AI機能「資料AI翻訳」の提供を開始しました。従来の翻訳ツールのように単語・文章を単独で訳すのではなく、資料全体の文脈・意図・文化的背景まで考慮した「伝わる翻訳」を実現します。スライドのテキストとナレーションのセリフはそれぞれ「見せる前提」「聞く・読む前提」として最適な文体に翻訳され、直訳による不自然さを抑えます。ビジネス向け・読みやすさ重視など翻訳スタイルも選択可能で、外国籍スタッフへの業務手順伝達や社内研修の多言語展開を、これまでより大幅に効率化できます。

資料AI翻訳:before/after

映像挿入機能で、伝わる研修動画へ

さらに、PIP-Makerには映像挿入機能も備わっています。解説動画の中に、MP4などの動画ファイルをそのまま挿入・再生できる機能で、スライドやアバターの説明だけでは伝えきれない実際の映像や動きをそのまま組み込むことが可能です。


映像挿入機能のサンプル動画

以下のような業務シーンで、視覚的な理解を促進し、誤解や伝達ミスを防止します。特に、製造・建設・飲食・介護など、熟練技術者のノウハウが競争力の源泉となる業界における属人化の解消にも大きく貢献します。

  • 製品や機器の操作手順を、実際の動作映像で補足し、手順の標準化を支援
  • 営業資料に使用シーンの動画を差し込み、より強い訴求力を実現
  • 医療・介護分野での研修動画に、手技や処置の実写映像を追加
  • 建設・製造現場における職人技・検品基準・トラブル対応などを可視化
  • 保守・メンテナンス分野での熟練技術の記録と継承
  • 農業・食品加工分野における、地域に根差した伝統技法の記録と継承

従来のスライドベースの動画に比べ、リアルな情報伝達と臨場感ある表現が可能となり、他のツールでは実現が難しい独自の表現手法として、研修・マニュアル・営業資料など幅広い分野での活用が期待されています。

動画を更新しても、URLは変わらない

法改正・作業手順の改定・新サービス導入など、研修コンテンツは一度作ったら終わりではありません。PIP-Makerの大きなメリットは、動画を更新しても公開URLが変わらないことです。チラシや社内資料・メールに記載したQRコードやリンクをそのまま使い続けられるため、印刷物の再作成や配布済み資料の差し替えが不要。PowerPointを修正するだけで最新の内容に保てるため、更新コストを大幅に削減できます。

まとめ:「人が変わっても品質が変わらない」体制へ

特定技能1号の在留上限問題は、飲食料品製造・工業製品製造・介護・建設など、多くの産業分野で同時進行している構造的課題です。しかし、これを「また辞めてしまった」という繰り返しの悩みとして受け止めるのか、「ノウハウを組織に蓄積する好機」と捉えるかで、対応の質が大きく変わります。

研修動画の整備は、人材の入れ替わりに強い組織づくりの第一歩です。そして、PIP-Makerの活用は、その第一歩を「現実的なコストと工数」で踏み出すための手段になります。

PIP-Makerでは、各業種の教育担当者さまに向けた導入事例や活用方法をまとめた資料をご用意しています。まずはお気軽に資料請求からご覧ください。

執筆:株式会社4COLORS マーケティングチーム

参考資料

<お役立ち資料>
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